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2026.05.22

『念のため』と『いつか』

こんにちは!SIMPLE is…(シンプルイズ)の神谷です。

最近は日差しが強い日も増えてきて、少し暑くなってきましたね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
そろそろ冷たい飲み物が恋しくなる季節です。

さて、先日のお休みの日のこと。
私は重い腰を上げて、クローゼットの「衣替え」をしました。
半袖と長袖を入れ替えたり、冬物のコートを片付けたり……。

年に数回訪れるこのタイミング、
皆さまはスムーズに終わる派ですか?
それとも、ちょっぴり億劫になってしまう派ですか?

実は今回の衣替え、私にとって少し「反省」の時間になりました。

というのも、私はスニーカー好きでして、家にはお気に入りのスニーカーが何十足もあります。

「これはあの限定モデルだから」

「これはこの色味が最高だから」

と集めてきた相棒たちなのですが、いざ衣替えと一緒に整理しようと並べてみると、玄関の収納スペースはとっくにキャパオーバー。

さらに服のクローゼットを開ければ、

「あ、これ去年は一度も着なかったな……」

「デザインは好きだけど、今の気分にはちょっと合わないかも」

そんな服たちの山が。

「でも、高かったしな」

「いつかまた、履く(着る)機会があるかもしれないし」

捨てられない理由をとっさに考えてしまうものです…。

こうした「溢れかえったお気に入りのモノたち」を前にしたとき、多くの方がこう思うのではないでしょうか。

「あぁ、もっと大きなシューズクロークがある家に住みたい」

「これから家を建てるなら、荷物が全部すっきり収まるように、とにかく大容量の収納や広い坪数がある『大きな家』にしなきゃダメだな……」と。

今の住まいで収納の少なさに悩んでいるからこそ、そう考えてしまうのはごく自然なことですし、私自身スニーカーを前にしてその気持ちは痛いほどよく分かります。

その時、ふと気づいたんです。
「本当に必要なのは、モノを詰め込むための『広い面積』なのだろうか?」と。

 

■ 家づくりにおける「大は小を兼ねる」の落とし穴
日常の道具を選ぶとき、「大は小を兼ねる」という言葉はとても便利ですよね。
大きめの傘を買っておけば大雨でも濡れないし、旅行のバッグも大容量なら安心です。

私たちのもとへお越しになるお客様からも、よくこんなご要望をいただきます。

「将来のために、部屋数や収納はとにかく多めに確保しておきたいです」

「なんとなく、35坪〜40坪くらいの広さは必要かなと思っています」

家族の未来を想うからこそ、つい「あれも欲しい」「これも入れたい」と足し算で、大きな家を想像してしまうお気持ちは、私自身もよくわかります。

しかし、これが「家づくり」となると、話はガラリと変わります。
住まいにおいては、

大は小を兼ねない。むしろ、大は重荷を兼ねてしまう。

という落とし穴があります。

理由は、大きく分けて3つあります。

① 一生続く「見えないコスト」も大になる
家を大きくすれば、建築費が上がるのは当然ですが、本当に恐ろしいのは建てた「後」です。
面積が広い分だけ毎年の固定資産税は上がり、使っていない空間まで冷暖房をかけることで毎月の光熱費がかさみます。
さらに、床面積が増えれば増えほど、毎日の掃除の手間と時間が奪われていきます。

② 「いつか」のために、「今」の予算が犠牲になる
「友達が泊まりに来たら…」「荷物がもっと増えたら…」という、めったに訪れない一瞬(目的が決まっていない空間)のために坪数を広げると、一番充実させるべき「現在の家族の暮らし」の予算が削られたり、住宅ローンの負担が重くなったりしてしまいます。
これでは本末転倒ですよね。

③ モノの「断捨離」ができなくなる
人間は「スペースがあると、そこを埋めたくなる」生き物です。
広い納戸や使っていない空間があると、
「とりあえず、ここに置いておこう」と、本来なら手放すべきモノを溜め込んでしまいます。
結果として、家が大きくなればなるほど、モノの管理に追われる「ノイズの多い暮らし」になっていくのです。

暮らしを豊かにするのは、ただ面積を増やすことではありません。
私たちSIMPLE is…の間取りは、一般的な住宅のように「~坪の家だから、これくらいの部屋や収納を詰め込もう」という「面積」からは考えません。

最初に整理するのは、「その空間で何を達成したいか(目的)」です。

「お気に入りのコレクションを綺麗に並べたい(でも無駄なスペースは作らない)」

「家族が自然と集まる時間を増やしたい」

「家事の移動を短くしたい」

目的から逆算して、無駄な仕切りや、ただ通過するだけのための「廊下」を徹底的に引き算していきます。

そのため、SIMPLE is…の家は、坪数が大きいわけではありません。
ご家族に必要な部屋数はしっかり確保されているのに、無駄な空間を削ぎ落としているため、一般的な家よりも全体の坪数は小さくコンパクトに収まります。

 

「坪数が小さくなるなら、窮屈なんじゃないの?」と思われるかもしれません。

 

ここからが、私たちの設計の工夫です。

 

廊下をなくしてLDKと一体化させ、外からの視線を遮る壁でプライバシーを守りながら、家の中から中庭へと視線が抜けるように設計する。

その結果、実際の坪数という数字からはまったく想像もできないほどの、圧倒的な開放感と豊かな大空間が生まれるのです。

全体の坪数を賢く抑えることは、建築コストや将来の維持費を抑えることにも直結します。

私たちの「引き算」は、我慢のためではありません。
家族にとって本当に大切な開放感や、本当に大好きなものを生かすための、きわめて合理的な考え方なのです。

衣替えを終え、すっきりした空間にお気に入りのスニーカーと服だけが綺麗に並んでいる様子を見つめながら、やっぱり「自分にとって本当に大切なモノだけが厳選されている空間」は、それだけで心が整うなと感じました。

家づくりも全く同じです。
無駄なスペースを削ぎ落とすからこそ、本当に大切な家族との時間や、住まい全体の心地よさが際立ちます。

「坪数が小さくなるのに、どうしてそんなに広さを感じるの?」

「実際の数字と、体感する開放感のギャップってどれくらいなんだろう?」

そう気になった方は、ぜひ一度、SIMPLE is…のモデルハウスへ遊びにいらしてください。

カーテンのいらない圧倒的な開放感と、要素を厳選したノイズレスなデザインを体感しながら、これからの賢く豊かな家づくりについて、私たちと一緒に等身大でお話ししてみませんか?

 

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皆さまのご来場を、スタッフ一同心よりお待ちしております。