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こんにちは、SIMPLE is…(シンプルイズ)の澤田です。
ハウスメーカーの広告でよく目にする『坪単価』。
一般的に家を建てるときの金額の目安として参考にされていますが、そもそも『坪単価』とは一体何なのか?
坪単価を見る際には注意しておきたいポイントと合わせて詳しくご紹介していきます。
目次
その1:坪単価について
その2: ハウスメーカーによって坪単価の算出方法が違う? ①本体工事にどこまで含まれるか ②施工面積と延床面積の違い
その3: 家が小さくなれば坪単価は割高になる? その4:最後に、、、
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坪単価とは一坪(タタミ2枚分/約3.3㎡)あたりの建築費をいいます。
基本的な坪単価の計算方法は「建物の本体価格」を「延床面積」で割ることで出てきます。
一般的に家を建てるときの金額の目安として参考にされています。
【坪単価の計算式】
「建物の本体価格」÷「延床面積」=「坪単価」
例えば、建物の本体価格が1700万円で延床面積が28坪の場合
1700万÷28坪=60万円
ということになります。
坪単価の定義はとても曖昧です。
上述した通り、坪単価の計算の仕方や含まれる費用などのちがいによって金額が変動します。
というのも、売り手側としては少しでも安くお得に見せたいという心理があるからです。
そのため、坪単価だけを見て住宅の建築費用が「高い」「安い」を判断するのは注意が必要です。
坪単価はあくまで建物の本体価格を面積で割った数字。
地域や敷地の条件などによって異なる費用である別途工事費や諸費用は、坪単価には含まれていないのが一般的です。
たとえば水道の引き込みや合併処理、浄化槽の設置などの屋外給排水工事費や空調設備費(エアコン)、外構(庭やガレージ)工事費や地盤改良費など、本体工事費以外の別途工事費用は坪単価の中に含まれないことがほとんどです。
また、ローンの手数料や税金、地鎮祭、上棟式費用などの諸費用も本体工事費とは別に必要なお金となります。だいたいの目安として、坪単価×延床面積+2~3割増で予算を見積もっておくと良いでしょう。
坪単価の計算にはメーカーによって「延床面積」を使う場合と「施工面積」を使う場合があります。
「施工面積」はベランダや小屋裏収納、地下室、一部の車庫、玄関ポーチなど建築基準法で延床面積には含まれない部分も含まれるため、各階の床面積を合計した延床面積よりも広くなります。
そのため、計算上は坪単価が下がるという仕組みです。
坪単価を出すときにどちらを使用するかは特に決まりがないので、表記されている坪単価が「延床面積」、「施工面積」のどちらで算出されているかを念のため確認しておくのがいいでしょう。
延べ床面積が下がっても坪単価は変わらないと思われがちですが、たとえ延べ床面積が小さくなっても大きい場合と同じようにかかってくる費用があるため、延べ床面積が小さくなるほど坪単価は上がる傾向にあります。
というのも、キッチンやバス、トイレなどの必要不可欠な設備は、延べ床面積が多少違ったとしても同じ設備を付ければかかる費用は変わりません
一般的に住宅設備費は、家の本体価格の2~3割を占めるといわれています。
そのため、延べ床面積の縮小に伴って坪単価も下げたければ住宅設備のグレードも下げる必要があります。
また、建築資材の運搬費や人件費などにしても、働く人の数が同じであれば人件費は変わらないので、延べ床面積が小さくなったからといって正比例して安くなるわけではありません。
これらの要因から、坪単価は延べ床面積が小さくなるほど割高になるのです。
家を建てる際に失敗しないためには、『坪単価』という概念を正しく理解しておくことが重要です。
・坪単価には何が含まれているのか?
・延べ床面積をもとにして割り出されているのか?
・実際に家を建てるときには他にどのような費用が発生するのか?
などを、事前に把握しておくことで建築後の金銭的なトラブルを避けることができます。
重要なポイントは、坪単価は建物の建築費を延べ床面積で割ったものであり、そこから家を建てるのにかかる全費用がはじき出せるわけではないということです。
家を建てる際には、坪単価はあくまで目安をつけるための道具として、上手に活用しましょう。
土地についてご相談したいことがございましたら、一度モデルハウスにお越しください。
下記よりご予約を承っております。
それでは、、、
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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