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家で過ごす!
まぁ正確には家で『過ごせ』なわけなんですけれども、、、
これほどまでに『家で過ごす時間』というものに注目が集まったことがありましたでしょうか。
想定以上に事態が悪化、長期化しております。
こういうときだからこそ、『家』の在り方について考えるいい機会です。
こんにちは、SIMPLE is(シンプルイズ)の小山です。
少し語らせてください。
家を建てる際、多くの方が、リビングダイニングキッチンを明るくて開放的な空間にしたいとお考えだと思います。
そして、そのために、出来るだけLDKを広くつくり、採光が確保出来る方位に大きな窓をつくりたいとお考えなのではないでしょうか?
しかし、果たして、この計画通りに出来上がった家は、本当に明るさを感じながら過ごせるのでしょうか?
また、開放感溢れる空間となっているのでしょうか?
その答えはNOです。
図面で打ち合わせしているときにはあまり意識しませんが、実際生活を始めると、『カーテン』または『シャッター』によって、この全てを台無しにされてしまうからです、、、
まず、明るい空間にするためには、窓から入ってくる光を遮らないようにしなければいけませんね。
そして、室内に入ってきた光を拡散させることで空間全体に明るさを届けることが理想的です。
ですので、本来はカーテンを設置しないようにすることが、明るい家にするために絶対に欠かせない要素となります。
また、開放感が感じられるかどうかは、広さも関係ありますが、それだけではなく、空間に奥行きが感じられることも大切な要素となります。
つまり、視覚的に広がりが感じられるかどうかが重要であるということですね。
カーテンをしなくていいようにするには、「外からの視線」という大問題をクリアしておかなければいけません。
リビングダイニングが周囲から丸見えというよくあるつくりでは、自ずとカーテンは必要になってきます。
また、この問題が解決できたとしても、今度は、その光を全体に拡散していかなくてはいけません。
それゆえ、壁紙をはじめとした室内に使う材料は、基本的には白で統一することをオススメしています。
最も光の拡散効果があるのが白だからです。
また、より開放的にするために、天井の高さだけを上げようとする方がいらっしゃいますが、実は、天井の高さだけを上げても、それほどの開放感は得られませんし、ましてやカーテンが閉まりっぱなしの窓では、わざわざ余分なコストを掛けてまでそうする意味が全くないと言っても過言ではありません。
であるならば、天井の高さとドアや窓の高さをそろえてあげる方が、遥かに空間に奥行きが感じられるようになります。
視線が高い位置に向き天井がずっと続いているようにも見えます。
窓から入る光量も増えますし、天井付近まで光が拡散し、より明るい空間が実現出来るのです。
大切なことは、実際暮らし出してからどのようになるのか?ということを設計の段階で想像することです。
難しいことかもしれませんが、想像してみることはとっても大切なことだし、ここ最近は、CADを使ってプランの説明をしてくれることが当たり前となっているはずなので、近隣に建つ家などもCAD入力してもらった上で、どのように光が入るのかや、どのような眺めになるのかを見せていただくと、よりイメージが湧くかと思います。
このような外出規制がいつまで続くかはわかりませんが、換気のために窓をあけると『丸見え!』ということでお困りのお宅もあるのではないかと思います。
家は、つくりひとつで生活の質そのものがかわるといっても過言ではありません。
平時であれば、ぜひ展示場お越しください!とお誘いするところですが、今はちょっと、、、という方のために、WEB上でのお打ち合わせ、ご相談もスタートいたしました。
ご自宅で過ごす時間が多い今だからこそ「家」づくりについても真剣に考えてみませんか。
皆様のお問い合わせ、お待ちしております。
それでは、、、