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2019.10.22 小山ブログ 住宅の新常識 家事楽・収納

なぜLDKは散らかるのでしょう

家を建てるときに、多くの人が思い描く憧れとしてドラマに出てくるような、広くてすっきりしていてめちゃくちゃお洒落でいかにもモテちゃいそうなLDKがあると思います。

 

私もそうでした。

 

だから造作家具などにもお金をかけました。照明・壁紙にもこだわりました。

だから出来上がりをみたときはそれはもう感激したものです。

 

 

・・・今思えばあの瞬間がピークでした。

 

半年もしない間に、超お洒落だった自慢のLDKが、超生活感を感じる雑多な空間へと大変身を遂げたからです。

 

広々としたリビングは、子どもの習い事バッグやおもちゃたちに空間を制圧され、雑然とした窮屈な場所へ。

ダイニングのイスにはそれぞれ上着がかけられ、まるで小学校の教室です。

キッチン前カウンターには盛り付けた料理皿をおかせてなるものかと、腕時計、薬の瓶、公共料金の明細などといった鉄壁のディフェンダー陣が、家主のだらしなさと片付かない家を演出してくれています。

 

これはまさに

「なんということでしょう」

の状態です。

熟練の匠もさぞかし驚かれることでしょう。

 


 

なぜLDKは散らかるのでしょう

 

こんにちは

SIMPLE is…小山です。

 

 

確かに、LDKは、家族が集まる場所ですし、多くの時間をそこで過ごすため、“いつもキレイに片付いている”ということは難しいかもしれません。

 

ですが、ゆったりと贅沢な空間に仕上げ、しかも家具や内装にもこだわったその空間を、可能な限りスッキリと、そしていつまでもキレイに保ちたいという願いは、家を建てる誰しもが共通してお持ちなのではないでしょうか?

 

そして、そのためには、掃除・片付けをこまめにする必要があるのかもしれませんが、その状態を継続して保ちやすくするためには、

 

 

そもそも

『散らかりやすくなってしまう原因』を、『間取り』で解決することが必要不可欠となります。

 

では、そもそも『家が散らかりやすくなってしまう原因』とは一体何なのでしょうか?

 

 

①プライベートルームが全て2階にある

一つめの原因は、今当たり前とされている家づくりの間取りが

1階にパブリックスペース

2階がプライベートスペース

であることを前提としてつくられていることです。

 

寝室も、子どもたちの部屋も全て、当たり前のように2階につくられることになるのですが、果たして子どもたちは、建ててすぐから自分たちの部屋をフル活用するでしょうか?

 

よほどお子様が大きくない限りすぐには個室として使用しないですよね?

また、自分たちの荷物を、わざわざ自分の部屋まで片付けに行くのも取りに行くのも非常に面倒くさいため、いつも使うものは全て、いつも居る場所の近くに置くようになります。

つまり、リビング付近にどんどんモノが増えていくというわけです。

 

さらに、子どもたちはもちろんのこと、大人も、いつも着る服やパジャマを、わざわざ2階の自分の部屋まで持って行ったり、取りに行ったりするでしょうか?

 

しないですよね。

だってしんどいんだもん!

 

結果、ダイニングチェアーやソファーには、いつも着る服が掛けられたり、脱ぎっぱなしで放置されたりすることになってしまいます。

 

 

②収納のつくり方が悪い

そして、2つ目の原因が、収納のつくり方が悪いことです。

 

例えば、一般的な総2階の家は、2階がスペースが余りがちなので、1階にあまりつくれない収納を、2階で補おうとするのですが、そもそも、在宅中の大半の時間を過ごすと言っても過言ではない1階に収納がなかったり、少ないこと自体が問題なのです。

 

収納のつくり方も大事なんですよ。

たとえば、至る所に分散してたくさん収納をつくるのは、決してオススメ出来ない収納のつくり方です。

 

よほどしっかり元の位置に戻すようにしないと、物の所在が不定になり、そのうちに風来坊と化して、中には行方不明者まででてきます。(私の家では頻繁に爪切りが旅に出ていて留守にしています。原因は私です。)

 

それと、奥行きが深い収納を無駄にたくさんつくることも、決してオススメ出来ない収納のつくり方ですね。

 

奥行きが深い収納は、手前のスペースが全てデッドスペースになってしまうため、そもそも見た目ほど収納することが出来ないからです。

 

無理矢理手前に荷物を置いてしまったりすると、「奥に何置いてたっけ?」と、中身を忘れてしまうこともしばしば。

中身を確認するにも手前の荷物を一旦どかすのは億劫ですし、もっているはずの物までまた買ってしまう。

こうやって物と無駄な出費を増やし、足りていたはずの収納が、不十分になる事態まで招いてしまうのです。

 

この他、冒頭で我が家を例にお伝えしましたキッチン前カウンターなども、家が散らかってみえる原因となってしまいます。

 

このキッチン前カウンター、ちょうど物を置きやすい高さでつくります。

それを料理の中継地点としてつくろうとする方が多いですが、その主たる用途として使う時間は、調理後のごくごくわずかなため、必然的に、色んな物をそこに置いてしまうようになります。

腕時計、薬の瓶、ガシャポンや食玩、公共料金の明細…あなたの実家のキッチン前カウンターにも置いていませんか?

 

あそこはリビングやダイニングから一番丸見えで、目立つんですよねぇ…

 

共働きが当たり前となった今、『家事負担をいかに減らすことが出来るか?』が家を建てる全ての方にとって、非常に切実であり、大切なコトだと思います。

 

ということで、お伝えさせていただいたことを考慮しつつ、家づくりをしていただければ幸いです。

きっと、あなたの片付けや掃除の手間を大幅に楽にしてくれるはずですから。

 

近日開催されます

11/3の豊田でのセミナー

11/10の安城でのセミナーでは、

こういったお話も含め、あなたの家づくりに確実に役立つ情報がてんこもりです。

 

 

ぜひ、奮ってご参加ください!

それでは…

 


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