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2022.01.03 小山ブログ 建築 かしこい家づくり

覚悟の美

皆様、新年あけましておめでとうございます。

SIMPLE is…(シンプルイズ)の小山です。

※毎回名乗りまでが長すぎるとツッコまれたので、今回は最短でいってやったぜ!今年は一味違うんだぜ!

 

いきなりですがあなたは「夢のオールスター」を妄想選抜したことはありますか?

マーヴェル・スーパーヒーローズが一堂に会する「アベンジャーズ」みたいな。

 

今年は、わが青春の「SLAM DUNK」が映画公開される予定のようですが、よく友人と神奈川最強の5人について議論したものです。

 

各ポジションの、選手個々の能力描写で最上位の者を選抜していく友人

5人の性格から、連携やバランスまで考えて選抜していく友人

完全にキャラクターの好き嫌いで選抜していく私。

 

遊びですから、どれも正解です。

だから楽しい。

友人の性格や個性も垣間見えて、なお楽しい。

 

今日は、そんな遊びを今でもやめられない私が、毎年三が日に行っている習慣について、お話してみようかと思います。

 

「またブログを私物化しているんですか」

という社内の声はこの際無視します。

突然更新が、定型文のようなブログだけになったそのときは、お察しください。

 

 

 

 

さて皆様、「5人の法則」をご存じですか?

 

“You are the average of the five people you spend the most time with.”

 

“あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の平均になる”

 

この言葉は、アメリカの有名な起業家 ジムローン(Jim Rohn)の言葉です。

 

意味は言葉の通りでして、思考・言葉遣い・所作・年収・目標と、人はあらゆる面において、周りの人の影響を大きく受けており、その受ける影響力は、自分が意識する周りの5人からのものが最も大きく、その平均値が「自分」であるという事です。

 

言い方を換えてみますと

 

「周囲を固めてくれる人物たちを誰にするのか」

 

これを自分で決めることで、「なりたい自分」「ありたい自分」に近づくこともできるということ。

自分自身の人生ですから、どうせ「影響をうける」というならば、それも利用するまでです。

 

いつも身近にいてくれて、前向きな影響を与えてくれるであろう5人を、主体的に選ぶ自由がある。

ならばやらなきゃ損というものです。

 

そんなわけで私は、毎年三が日の間、

今年の自分を支えてくれる「夢のオールスター5人」を選抜する作業を行います。

これが実に楽しい時間です。

選抜の基準は、

「困難に立ち向かう勇気」と「成長への活力」を与えてくれる人物であること。

偉人から漫画のキャラクターまで、人選は自由!

ワクワクするでしょう?

※その5人の言葉や哲学の詰まった書籍を、一年の座右の書とすることで、影響力を味方につけることができます。

 

弊社の必読書「7つの習慣」の著者であるスティーブン・リチャーズ・コヴィー氏や

 

私にとっての理想のリーダーである、ブローノ・ブチャラティも

 

みんなが自分の味方になって、

決断や行動の後押しをしてくれている

そう思うと、自然と勇気が湧いてくる!

 

 

あなたにとっての5人は誰になるのでしょう?機会があったらぜひ聞かせてください。

 

さてここからがようやく本題。

今回は、今年選抜した5人の人物のひとり、「ココ・シャネル」について書いてみようと思います。

 

 

彼女がどのような人物か、なぜ魅かれたかについては、この際どうでもいいのですが、彼女や岡本太郎のように、一種の「覚悟」や「決心」をもって生きた人物の「生き様」や「人生哲学」からは、人間としての『誇り』や『勇気』をもらえる気がするのです。

 

 

私は行動の基準において『審美眼』を大切にしたいと考えています。

実行しようとしている行動は美しいのか、そうでないのか。

自分の心にしっくり馴染んでいるかどうか、

納得できるものかどうかということを大切にしたいと考えています。

 

彼女は、生涯それを貫いた人物のように思えるんですよね。だから憧れるのだと思います。

 

ココ・シャネルは、沢山の強い言葉を残していまして、彼女の哲学に触れていきますと、SIMPLE is…(シンプルイズ)の設計理念やコンセプトとの間に、多くの共通点を見出すことができます。

 

シンプルさはすべてのエレガンスの鍵

たくさんの色を使えば使うほど、醜くなる」

常に除去すること。つけたしは絶対にいけない」

「『シンプル』と『貧しさ』を取り違えるほど馬鹿なことはない」

黒と白は絶対的な美であり、完全な調和

 

これらは私たちが大切にしている理念に非常によく似ています。

力強く、背中を押していただいているような気分です。

 

シャネルが、それまで喪服の色でしかなかった「黒」を『シックでモードな色』という価値観に塗り替えたわけですが、彼女が「黒」を愛した理由は、たくさんの色を使えば使うほど「下品」になると考えたからです。

そして、服を作るうえでのシャネルの信条は

「常に除去する」「削ぎ落す」「無駄をなくす」

だったと言われています。

彼女が付け足しを禁じたのは、それが間違いなく「過剰」につながるからです。

「過剰」(やりすぎ、飾りすぎ)が「下品」であり、「自由をうばっていく」ものであると考えたからです。

 

『女性はドレスよりも重要であるべき』という考えのもと、彼女はデザインし続けてきたとも語っていますが、

これもまた、『人が主役の家』という私たちの大切にしているコンセプトと通じます。

ドレスに着せられてしまう(ドレスが主役である)ことを善しとせず、

あくまでもドレスは、それを纏う女性の「個性の背景」であるべきという一貫した信念。

 

虚飾、無駄を削ぎ落していく先にあるスタイル。

その人の個性・魅力が際立つ本質美の実現。

これこそが『真のエレガンス』

 

当然、歴史的な同時間軸には、ディオールなどの男性デザイナーが、華やかな服で女性を飾り立て、それもまた受け入れられていたわけですから、何が正解かという議論は不毛です。

 

住宅のデザインについてもまた、きっと同じことが言えるのでしょう。

華美な装飾で、ラグジュアリーな住宅を、私は否定するつもりもありません。

 

しかし追い求めるものが「流行」のように移り変わるものなのか、「普遍的」なものなのかどうかは、

後々大きな違いになってくるでしょう。

 

なぜなら「流行」は死ななければなりません。

それもできるだけ早く。

そうでなければビジネスになりませんから。

 

服のように、常に「流行」に合わせてクローゼットの中身を変化させていくことができればいいのかもしれないですが、これが家(空間)となりますと、とても容易ではありません。

 

だからこそ、やはり私たちは「普遍的」な部分を追求したいと考えます。

それは本質美、機能美、空間美です。

 

 

この『価値観』に合うかどうか。共感できるかどうか。

ここに、あなたとSIMPLE is…(シンプルイズ)との相性があると思います。

 

あっ、私にはしっくりくるかも!と思われたあなた、一度遊びに来てみてくださいね。

新年1発目!ということで、新春イベントもございます!

お年玉抽選会もやるみたいです。

 

 

※すでにこの休み中にも予約がガンガン入ってきています。ご予約はお早めにどうぞ。

 

 

 

今年一年、皆様にとっていい年でありますように。

たくさんの出会い、ご縁がありますことを、私たちも楽しみにしております!

 

それでは。