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2021.02.17 小山ブログ 住宅の新常識

バレン……タイン??

 

「うーぃ、今年お前何個もらった?」

「エ……、マ、ア、アレネ!チョ、ソコソコ!ソソッ、ソコソコモラッタカナ!フヒヒ」

 

学生時代、毎年仲間内でこの会話があるたびに、挙動不審になっていた非モテ王である私は、このイベントが非常に苦手でした。

SIMPLE is…(シンプルイズ)小山です。

 

「僕の周りにいる女の子はみんな照れ屋さんなんだ!恥ずかしくて渡せなかっただけなんだ!きっとそうなんだ!可愛いなぁ愛おしいなぁ、、、」

そんな強がりをつぶやきながら、こぼれ落ちる涙とお母さんから唯一もらったチョコクッキー、、、、、、んまい。無情にも旨い。

子どもの頃は「足が速い」=「モテる」というアフリカの方程式が成立するが故、運動会の参加種目が「50m走・肥満児の部」だった私には勝ち目などなかったのです。

あだ名が「汗ダルマ」ですからね。酷さがブタゴリラと同列ナリヨ、キテレツ。

 

こうやって幼少から捻くれて育ちますと、この惨めさから逃れるためか、色々と考えを巡らせ始めます。

なぜ私を苦しめる「バレンタイン」というイベントが生まれたのか?

いつから男女間で贈り物をして、想いを伝えるためのイベントになったのか?

 

その答えは有名なのでご存じの方も多いと思いますが、

チョコレートメーカー「モロゾフ」が、自社商品の宣伝としてスタートさせました。

スタート当時は日中戦争の真っ最中でしたし、お菓子のような嗜好品の商売は大変だったことでしょう。

また、積極的に男性にアプローチするイベントを、奥ゆかしき女性の皆さんに定着させるには、なかなかの根気と時間が必要だったようで、今のような常識として一般化させるまでに、日本だけでも10年以上の歳月を要したらしいです。

そこから学生、OLさんたちへと大きなムーブメントを巻き起こし、最近では「友チョコ」「ご褒美チョコ」(自分チョコ)「逆チョコ」といった文化までも生まれつつあるというのですからすごいことです。

自社商品のために企画・行動を起こし、思うように結果がでなくても諦めず、今では業界全体の売り上げを爆上げさせているわけですから、先駆者であるモロゾフのオーナーには尊敬の念を覚えます。非モテのゴブリン男子にも優しいイベントにしてくれていたらもっとよかったのに…。まぁそれはこの際もうどうでもいいですね。

 

さて、ここで考えてみたいのが

「この世の常識・当たり前は、だれが、何のためにつくるのか」

ということです。

 

サンタの服はなぜ赤い?

恵方巻はいつから全国区に?

一体いつから家は今の形が一般的に?

 

その常識を定着させることで最終的に誰が得して、誰が笑うのか。

 

何となくもうお気づきですよね。生み出された常識には「利権」が絡んでいます。

(このあたりからようやくお家の話ですって、奥様!)

 

一歩外に出れば目にする一軒家の数々。

いつからこの景観が「当たり前」になったのでしょう?

もともとの日本の建築とは、どういうものだったのでしょうか。

 

映画「ホームアローン」で、マコーレー・カルキン君が泥棒を懲らしめていたあの間取りの家が、いつから日本に持ち込まれ、一般化していったのでしょう?

 

歴史の教科書やちょっとした時代劇をみせば一目瞭然、今の家の造りは従来の日本の建築とは異なります。

今の家の造りは、一言でいえば「一定品質を保ち大量生産するに向いているつくり」であり、戦後の深刻な住宅不足の中で、海の向こうから持ち込まれた建て方です。

時代に求められた建て方であったといえます。

国内にすごいスピードで普及していったので、いつの間にか「家」といえばコレというイメージとして定着していったのでしょう。

 

職人さんの技術レベルに左右されず、素早く、大量生産していくことに向いている造りですから、どちらかといえば「そこに住む人」に寄り添っているというよりも、「建築施工する側」に寄り添ったものになっており、当然暮らしやすさが犠牲になっていたり、非合理的な要素も多く孕んでいます。

 

ならば今、そういった矛盾に対して住宅業界は向き合わないのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

実は商売としての側面から考えたときに、越えがたい様々なハードルがあるのです。

まず、一定の技術水準を持った職人さんの集団や、条件の異なる個々の敷地に対して、最適かつ合理的な設計提案ができる優秀な設計士たちを抱えている必要が出てきます。

それ自体も容易なことではないのですが、加えてエリアを拡大展開していかない限り、商売としてはいつか頭打ちしますから、全国的な知名度の住宅会社になっていくためには、その優秀な人員を、拡大展開していくエリアごとに一定数確保していかなければならず、これが非常に難しいのですね。

だからこそ消費者の皆様には、今ある住宅の在り方が「当たり前」として認識しておいていただき、非合理的な部分や矛盾には目を向けないでいていただくようにしたほうが、業界としては都合がいいわけです。

 

では

SIMPLE is…(シンプルイズ)はどんな家づくりをするのか

といいますと、上記の問題に真っ向勝負を挑み、今ある家づくりの常識を覆すような、全く新しい設計コンセプトの住宅を設計、施工しております。

エリアの拡大展開もせず、三河エリアに絞り込んだ、超地域密着の展開で、高い品質の維持を実現しております。

 

ここで皆さんに知っておいていただきたのは、私たちの提案する住まいは「当たり前をなぞっていない」ですが、決して「非常識」ではないということです。

「非常識」とは、常識を知らない者のことを表します。

私たちはむしろ今ある家づくりの常識のことをよく知っておりますし、知っているからこそ、解決すべき矛盾や、非合理的な要素にメスを入れるのです。

意味合いとしては「常識破り」という言葉が正しいと思います。

そしてそんな私たちが目指すのは、先人たちが様々なジャンルで、長い年月と血のにじむような努力で一般化させてきた「常識」「当たり前」という価値観を、この住宅業界で新たにつくりあげることです。

家づくりの常識を、「住む人」に寄り添ったものに塗り替えることでございます。

そんな想いや提案に共感してくだった方々が、私たちと一緒にお家づくりをして下さっており、私としましては皆様のことを、お客様でもあり、想いを共にしてくださる「同志」でもあると思っております。

このブログを最後まで読んでくださったちょっぴり酔狂なあなたとも、同志になれたら光栄です。

家を持つことが人生の負担にならず、真に暮らしやすい理想の家づくりを一緒に実現しませんか?

そして新しい常識・価値観をつくりませんか?

 

少しでもご興味を持っていただけたなら、まずは一度ご来場を。

 

 

 

 

こちらでご予約受け付けております。

 

前半は非モテの「妬み」「僻み」を、後半はあつくるしいほどの家づくりへの想いを、「汗ダルマ」が汗だくでお送りしました。

私のいる側の窓ガラスだけ曇ってきたのは内緒です。

 

それでは。