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2018.6.4
外から見た時、
大きな窓がたくさんある家は、
とっても明るくて開放的な家のように感じますよね。
そして、おうち見学会やモデルハウスなどで、
そのようなお家を見ると、
太陽の日がサンサンと降り注ぎ、
気持ちのいい風を室内に居ながら感じることが出来ます。
…しかしながら、
実際に暮らし出してみると、
そのほとんどの家が、
明るくて開放的な住まいとはほど遠い
ちょっとばかり薄暗くて閉鎖的な住まいになってしまいます。
こんにちは
SIMPLE is...の小山です。
というのも、
外からの視線を隠すために、
そして鬱陶しい直射日光を遮るために、
カーテンを閉め切ってしまうからです。
(シャッターまで閉め切っているお宅もありますよね)
まぁ仕方ないですよね。
カーテン全開のモデルハウスのように、外から丸見えの状態での生活は、
考えただけでもなかなかのストレスですから(^_^.)
では
✔️中に入ると明るくて開放的な住まいをつくるためには?
明るくて開放的な家にするためには、
昼間カーテンを閉めなくてもいい家にしなければいけません。
それはどんな家か。
つまり、外からの視線をシャットアウトしながらも、
太陽の光をたっぷりと室内に採り込む
そういった工夫がなされた家というわけですね。
では、
そのためにどのような工夫をしなければいけないのでしょうか?
それを今からお伝えします。
✔️カーテンいらずの住まいにするための3つの工夫
その1:部屋の場所を勝手に決めつけないこと!
まず、必要な考え方として、
部屋の位置を固定概念に縛られて
勝手に決めつけないということです。
多くの方が、当たり前のように
水周りは“北”!
居室が“南”!
だと決めつけています。
ですが、これは土地によっては正解でもあるし、
土地によっては不正解でもある
ということを忘れてはいけません。
『間取り』とは、
要望と予算だけから出来上がるのではなく、
土地が持つ特徴に最も左右されるもの
なのです。
例えば、南側に家が建っていて、
南との距離をそれほど開けることが出来ない敷地の場合、
南に部屋を持ってきて、
どれだけ大きな窓を作ったとしても、
1階は間違いなく真っ暗になるでしょう。
また、日当たりが良い土地だからと、
南側に全ての居室を持ってきて、
大きな窓をつくってしまうと、
外からの視線や強すぎる日差しが気になり、
一瞬たりともカーテンが開けられない家になってしまうことでしょう。
おわかりですか?
その土地で本当に住みやすい家にするためには、
設計の工夫が100%必要になってくるのです。
そして、そのためには、
『固定概念に縛られないこと』
それがとても大切になってきます。
その2:コストを掛けるところを間違えないこと!
そして、2つ目は、
コストを掛けるところを間違えないことです。
例えば、
ウッドデッキをつくるにしても、
通行人やご近所さんから丸見え状態のままで作ってしまうと、
イメージ通りの使用がしづらく、結局はただの飾りになってしまいがちです。
30万円〜40万円ものコストがかかっているにもかかわらず・・
であれば、
家の中同様に、しっかりと使えるようなつくり方をすべきではありませんか?
となるとウッドデッキさえも、
外からの視線を遮ることが出来るようにしたいところですよね?
もちろん、「開放的に使うことが出来るようにするために」なので
そのための工夫が十分になされていることが前提ですよ。
しかしながら、この工夫をしようと思えば、
間違いなく余分なコストがかかってくることになります。
ですから、限られた予算の中でこの工夫を施すためにも・・
その3:家の中の無駄を最大限にカットすること!
が、必要になってきます。
あれもこれも実現しようとすると、
それらに予算がとられることになり、
ウッドデッキを使えるようにするための工夫が
出来なくなってしまいますからね。
例えば、ただ通るだけの廊下です。
廊下1帖にも30万円というコストがかかっているのですが、
果たしてこれは必要なのでしょうか?
廊下を作れば、ドアの数も当然増え、その分がコストアップするだけですし、
そのドアを閉め切ってしまえば、
家の中に温度差が出来やすくなってしまいます。
「ヒートショック」などの健康面でのリスクが増してしまうわけです。
また、個人の部屋も広めをご希望される方が
大勢いらっしゃいますが、
昔に比べて収納が充実し、タンスなどの置き家具が少なくなった上に、
ただ寝るだけの部屋に、
果たしてそれだけの広さが必要でしょうか?
これは一例ですが、
このように突き詰めて考えることで、
コストを掛けるべきところとそうじゃないところが
しっかりと見極められるようになってきます。
✔️外から見たら閉鎖的、でも中に入ると開放的
外から見たら閉鎖的(=プライバシー&防犯性に優れている)
でも中に入ると開放的(=窓が多く光に満ちている)
これこそが、本当の意味で
過ごしやすくて、安心と安らぎをくれる家
ではないでしょうか?
弊社では、どんな土地であったとしても、
土地に合わせて
土地を活かす設計をすることで、
このような住まいを実現させていただいています。
外から見たら開放的なのに、中に入ると閉鎖的な住まい・・
外から見たら閉鎖的なのに、中に入ると開放的な住まい・・
さて、あなたは、
どちらの住まいが理想的でしょうか???